妊婦はコーラを飲んでもいい？妊娠中に飲んでもいい量や含まれるカフェインの量を解説

妊娠中には、コーラをできるだけ避けたほうがよいでしょう。

コーラにはカフェインが含まれており、カフェインの取りすぎは赤ちゃんの成長を阻害すると言われています。

またコーラは糖分も多いため、飲みすぎるとママの体重増加や妊娠糖尿病、高血圧症候群を引き起こす可能性があります。

どうしてもコーラを飲みたい場合は、量を決めて飲み過ぎないように注意しましょう。

妊娠中にコーラについて気にすべき点は、主に2点あります。

妊娠中に気にすべき点1つ目は、カフェインです。

カフェインというと、コーヒーやお茶のイメージが強いかもしれませんが、実はコーラやエナジードリンクなどにもカフェインが含まれます。

妊娠中にカフェインを多く摂取すると、胎盤を通して赤ちゃんにも送られます。赤ちゃんの成長を妨げて低体重リスクが高くなるほか、流産や早産の可能性も高くなると言われています。

また、妊娠中は貧血にもなりやすく普通の人よりも多く鉄分が必要ですが、カフェインの摂りすぎは鉄分の吸収も妨げる可能性があります。

適量であれば疲労をやわらげたり、眠気を抑えて集中を高める効果があるカフェインですが、妊娠中は避けましょう。

コーラには、糖分も多く含まれています。

コーラのような甘い飲み物の飲みすぎはママの体重増加につながり、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病を引き起こすリスクが高くなります。急激な体重増加は難産や微弱陣痛といった出産時のリスクを上昇させます。

また、妊娠高血圧症候群になると、赤ちゃんに十分な酸素や栄養を送れなくなり、未熟児や早産の原因となると言われています。

妊娠糖尿病も、同じく早産や流産、胎児の病気を引き起こすことがあります。

糖分の摂りすぎに注意して、これらのリスクを抑えましょう。

妊娠中は、コーラは1日1杯程度がよいでしょう。

妊娠中のカフェインの摂取量については、明確な基準があるわけではありません。海外の各機関では、妊娠中のカフェイン摂取目安量を200～300mg/日と定めています。

一般的なコーラでは100mlあたり約10mgのカフェインが含まれるため、カフェイン量で考えると1日に2～3Lほどまで飲んでよいことになります。

しかし、それでは糖質の摂りすぎになってしまいます。

そこで基準になるのが、妊娠中のおやつの摂取目安です。カロリーでは1日200kcal、糖質量は10gが目安です。

糖質やカロリーの高いコーラはおやつと捉えて、糖質量を基準に飲んでもよい量を考えてみましょう。

例えば「コカ･コーラ」には、100mlあたり11.3g の糖質が含まれています。

妊婦さんがコーラを飲むときはコップ1杯程度であれば問題ないと言えますね。

コーラのような炭酸飲料はのどごしがよく、すっきりした気分になるので、妊娠中に飲みたくなるママややめられないママも多くいます。

コーラの代わりにレモンを入れた炭酸水などカフェインや糖分が入っていないものを選ぶと安心です。

どうしてもコーラを飲みたいときは飲む量を決めて飲むようにしてくださいね。

コーラだけでなくエナジードリンクにもカフェインが含まれているものがあるので、注意が必要ですよ。

コーラにはカフェインや糖分が多く入っているため、妊娠中は避けたほうがよいでしょう。

カフェインの摂りすぎは妊娠高血圧症候群を引き起こし、甘い飲み物による体重増加はママや赤ちゃんの身体だけでなく出産にも影響します。

妊娠中には、コーラを飲む量を決めて、少量を楽しむようにしてくださいね。

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