妊娠中の梅干しはつわりに効く？妊婦が梅干しを食べるメリットと注意点を解説

梅干しがつわりに効くという科学的な根拠はなく、直接つわりの症状を緩和させるものではありません。

しかし、梅干しの酸味には食欲増進の効果があるため、つわりで食が進まない時に梅干しを取り入れてみるのはよいでしょう。

その際、梅干しは塩分が高いので、1日1個を目安にしましょう。

また、梅干しの塩分や酸は弱っている胃には負担となります。食欲がないときに無理に食べるのは避けた方がよいですよ。

梅干しは食べるとさっぱりするので、つわりのときや食欲がないときも食べやすいですよね。

梅干しに含まれるクエン酸が唾液分泌を促進し、胃腸の動きを活発にすることで食欲を増進する効果があります。

そのほかにもクエン酸は疲労回復やカルシウム吸収を助けてくれる働きがありますよ。

クエン酸はレモンやすだちにも豊富に含まれるので、塩分が多い梅干しの代わりに食事に取り入れるのもおすすめです。

妊婦さんが梅干しを食べても問題ありませんが、塩分が多く含まれているため、食べ過ぎには要注意です。

梅干し1個（約10g）に含まれる塩分は約2.2g。

妊婦さんも含めた成人女性の1日の食塩摂取量は6.5gとされているため、他の食事のことも考えて梅干しは1日1個までとしましょう。

妊娠中の塩分の摂りすぎはむくみや妊娠高血圧症候群の原因となります。

妊娠高血圧症候群にかかるとママの身体は脳出血やけいれん発作（子癇）の危険性があります。

また、赤ちゃんに十分な酸素が送れなくなるため、赤ちゃんの発育不足や早産、流産のリスクが懸念されます。

妊娠中に梅干しを食べてもつわりの症状を緩和させるわけではありません。

しかし、さっぱりとした酸味で食欲を刺激してくれるので食事の助けになります。

食べ過ぎによる塩分の摂りすぎには十分に注意してくださいね。

梅干しだけに偏らないよう、さまざまな食材を試して自分の口に合う食材を見つけられるとよいですね。

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