【小児科医監修】急性中耳炎 | MAMADAYS(ママデイズ)
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耳をおさえた女の子

【小児科医監修】急性中耳炎

かぜなどの感染症に伴い、中耳が炎症する。
【主な症状】発熱・耳だれ
かぜなどの感染症に伴い、中耳が炎症する。
【主な症状】発熱・耳だれ

【症状】細菌が中耳に感染し、炎症を起こす

かぜなどの感染症でのどや鼻の粘膜についた細菌が、耳管を通って中耳に入るのが主な原因で、鼓膜の内側の中耳が細菌に感染して炎症が起きます。子どもは耳管が短く太いので、かぜなどのために上気道で増殖した細菌が中耳に入りやすいのです。5歳ごろまでに多く、小学校入学ごろにはあまりかからなくなります。

耳の仕組み

鼓膜の内側を中耳といいます。子どもはのどへ通じる耳管が短く太いために、かぜで上気道についた細菌が中耳に侵入し、中耳炎を起こしやすいのです。/イラスト:浅羽ピピ

中耳炎の経過

まず初めに発熱、せき、鼻水などのかぜの症状が見られます。その後、38度以上の高熱が出てきげんが悪くなり、しきりに耳に手をやったり、耳を痛がったりします。場合によっては、耳の聞こえが悪くなることもあります。

症状が進むと中耳にうみがたまり、鼓膜が破れて黄色い耳だれが出ます。耳だれが出ると痛みはなくなります。

【治療】抗生物質の飲み薬や点耳薬で治療

かぜをひいた後に発熱が続く、しきりに耳を触る、耳にふれると痛がる、というようなようすがあるときは、中耳炎が疑われます。すみやかに、小児科か耳鼻咽喉科を受診しましょう。

薬で治らない場合は切開

耳だれが出る前なら、抗生物質の飲み薬や点耳薬で炎症を抑えます。耳だれが出ていたり、痛みが強いときは、鎮痛解熱剤が処方されることもあります。

耳だれは自然に出てくることもありますが、うみが中耳の中にたまったままで痛みが激しいことも。そんなときは、鼓膜を切開してうみを出します。その後、完治するまできちんと治療すれば、切開した鼓膜は自然に再生します。

耳のホームケア

耳を痛がるようすがあるときは、冷たい水で絞ったタオルで耳の後ろを冷やすと痛みが少しやわらぐでしょう。

耳だれが出てきたり、耳の入り口のところでかたまっていたりしたら、お湯で絞ったタオルでふき取ってください。おふろに入れるのは、医師の許可が出てからにしましょう。

完治するまで薬をきちんと飲ませて

痛みが治まっても、耳鼻咽喉科で出された薬は医師の指示どおりにきちんと飲み続けなければなりません。中耳炎を起こした細菌を完全に死滅させるには、抗生物質が血液中に一定の濃度で存在する必要があります。途中で薬をやめてしまうと、細菌が死滅せずに復活し、中耳炎が再発する場合があります。

耳を痛がる子ども

子どもは耳が痛いということを言葉で表現できませんが、かぜの後も高熱が続く、しきりに耳を触る、耳にふれると痛がる、などのようすがあったら、中耳炎の可能性があります。/イラスト:浅羽ピピ

写真提供:ゲッティイメージズ

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