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知っておきたい 料理のお手伝い前の注意点

知っておきたい 料理のお手伝い前の注意点【管理栄養士監修】

子どもに料理のお手伝いをしてほしいけど、衛生面や安全面で心配になるママ・パパも多いのではないでしょうか。
手洗いや包丁、火などの危ないものを扱うときの注意点など、お手伝いをはじめる前に知っておきたいことをまとめました。
子どもに料理のお手伝いをしてほしいけど、衛生面や安全面で心配になるママ・パパも多いのではないでしょうか。
手洗いや包丁、火などの危ないものを扱うときの注意点など、お手伝いをはじめる前に知っておきたいことをまとめました。

料理のお手伝いの前に子どもに伝えること

料理のお手伝いは、子どもと意思の疎通ができるようになり、ままごと遊びをはじめたり、大人が料理を作っているときに興味をもつようになったりする頃からはじめる人が多いようです。

お手伝いは、親子のコミュニケーションのきっかけになるほか、「自主性を育む」「食の大切さを学べる」「育脳になる」「自己肯定感が高まる」など、さまざまなメリットがあります。

ただし、包丁や火を使う調理は当然危険が伴うことも……。

お手伝いをしてもらう前に、知っておきたい注意点をご紹介します。

子どもの手洗いを徹底する

最初に必ず手を洗う

子どもがお皿を運んだり、料理のお手伝いをしたりする前には必ず手を洗うよう習慣付けましょう。

手には目に見えないた沢山の菌がいます。

子どもに「手を洗いなさい」と言うだけではなかなか手を洗ってくれないので、「大人も一緒になって洗う」「歌にあわせて洗う」「子どものお気に入りキャラクターの石けんやタオルを用意する」などいろいろと工夫してみましょう。

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また、「手を洗ってバイキンやっつけようね」など、病気を予防するために手洗いが重要なことも伝えるようにしましょう。

肉・魚・卵を触った後にも必ず手を洗う

調理中に生の肉や魚、特に卵を触った後の手洗いはおろそかになりがちです。

それらを触った手でそのまま食べられるような野菜や果物などに触れてしまったり、口に入れてしまうと、食中毒の原因となることがあります。

調理の途中でも、肉・魚・卵を触った後は必ず、「石鹸で必ず手を洗ってからほかの食材を触ってね」と伝え、調理前の手洗いと同じように習慣にしましょう。

子どもに危ないものは触らないよう注意する

刃部分に触らないことを伝える

包丁やピーラーの刃の部分を触ることは危険です。

料理をする前には、「けがしちゃうから触らないように」と、「自分にも人にも向けてはいけない」などを丁寧に教えましょう。

はじめはうまくいかないのが当然です。

柄を握る部分はしっかり握ることや、指を切らないように手をグーにする「猫の手」など、大人が見本を見せながら根気よく伝えましょう。

バナナやウインナーなど、子どもの力でも切れやすい食材からスタートするのがおすすめです。

包丁をはじめて使うときは、子ども用の包丁を用意しておくといいでしょう。

大人用でも使用はできますが、子どもの手に合ったものが安全です。

子ども用の包丁は大きさや握りの部分などが安全性に配慮されて作られています。

子ども用の包丁は刃がついていない、「やわらかい食材を押して切る」タイプのものもあります。素材はステンレスやセラミック製などさまざまです。

おもちゃ感覚で振り回して遊ぶようなら、ムリにお手伝いをしてもらうことはやめ、様子をみることも大切です。

火や蒸気は触らない

火を使うときは、「必ず大人と一緒に」を徹底しましょう。

「火は危ないから触らないでね」という声かけや、「調理中の鍋やフライパンは触ると熱いから危ない」などを伝えます。

子どもの手を持ち、触ってしまわないようにフライパンなどに少し手を近づけて、火や火を使った調理は「熱い」ということを伝えることもできます。

「熱い」だけでなく、火のそばに紙や布を置かないようにすることも伝えましょう。

また、蒸気による火傷も気をつけたいポイントです。

炊飯器のふたを開けたときや、電子レンジで温めた後ラップを開けた瞬間に、蒸気がバッと出て来ることがあります。

大人でも火傷してしまうことがあるので、蒸気も熱くて危険なことを伝えましょう。

そのほかの気をつけたほうがいいことは、こちらの記事を参考にしてください。

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子どもが料理のお手伝いをする前の基本を大人が知っておこう

子どもの成長過程においてメリットの多いお手伝い。

子どもがお手伝いを楽しく続けてくれることは大切ですが、危険を伴うお手伝いは、ママ・パパが注意して教えてあげるべきこともたくさんあります。

お手伝いをはじめる前に基本を知って、子どもに伝え、子どもの安全と健やかな成長を見守りましょう。

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