妊婦はそばを食べてもいい？妊娠中にそばを食べるときの注意点やメリットについて解説

妊娠中に蕎麦を食べても問題ありません。妊婦であるママの体調や生まれてくる赤ちゃんへの悪影響はありません。

そばは、食感がよく食べやすいため、つわり中の主食としてエネルギーの源にもなるでしょう。また、冷やしても温めても食べられるため、一年中おいしく食べられますね。

そばにはタンパク質が豊富に含まれているのも嬉しいポイントです。うどんに含まれるタンパク質が100g中2.6gなのに対し、そばには4.8g含まれています。

「妊婦がそばを食べると、生まれてくる赤ちゃんがアレルギー持ちになるのでは」と心配している人もいるかもしれません。

しかし、妊娠中のそばの摂取と赤ちゃんのアレルギー発症との関連は認められていません。

つまり、妊娠中にそばを食べても赤ちゃんへの影響はありません。逆に、蕎麦を食べるのを避けてもアレルギーの発症を防ぐ効果はありません。

現代は、アレルギー性疾患を持つ人が増えていて、赤ちゃんのアレルギーを心配する妊婦さんも多いことでしょう。

しかし、現在のところ、何か特定の食品を食べなければアレルギーが防げるというエビデンスはありませんよ。

妊娠中にそばを食べるときには、塩分に注意が必要です。

そば自体は塩分が多くないですが、そばを食べる時のかけつゆ・つけつゆは塩分を多く含んでいます。つゆを飲むことは避ける方がよいでしょう。

塩分を多く摂ると、体内の塩分濃度を下げるために体に水分を溜め込みやすくなります。妊娠中はホルモンバランスの影響でむくみやすくなっているため、より一層注意が必要です。

また、塩分コントロールは妊娠高血圧症侯群の予防のためにも大切です。妊娠高血圧症候群は、赤ちゃんにもママにも危険があるものです。

こちらの記事で詳しく紹介していますよ。

また、そばにトッピングされることもある天ぷらなどは、高カロリーで脂質も高いので注意しましょう。

ワカメやとろろなど、ミネラルが豊富なものをトッピングすると、そばに不足している栄養素を補えますよ。

妊娠中に摂りたい栄養をバランスよく取れるそばレシピはこちらの動画で紹介しています！

妊婦さんにとってそばは、デメリットがないだけでなくメリットがあります。

ここからは、妊娠中にそばを食べるメリットを詳しく紹介します。

そばは、つわりで満足に食事が摂れない時の味方になることもあります。さっぱりとしていて食べやすく、簡単に調理できるのが嬉しいですよね。

つわり中には、白ごはんのにおいで気持ち悪くなってしまうという人も多いです。そんな時には、においが控えめでツルッと食べられるそばを主食にしてみてはいかがでしょうか？

そばは食物繊維が豊富なので、便秘解消を助けてくれます。

そばには、100g中2.9gの食物繊維が含まれています。同じ麺類のうどんは1.3gなのと比べると、そばには食物繊維がたくさん含まれているのがわかりますね。

妊娠中は食事の変化や女性ホルモンの影響で、便秘になりやすくなります。妊娠中に便秘に悩んだら、そばを活用してみてはどうでしょうか。

栄養が豊富でツルッと食べやすいそば。

赤ちゃんのアレルギーや妊婦の体調に影響することはないので、安心して食べられます。

食べるときはつゆの塩分やトッピングのカロリーに気を使い、栄養バランスよく食べるよう心がけてくださいね。

つわりでごはんなどが食べづらい時にも、ぜひ試してみてください。

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