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【管理栄養士監修】離乳食の卵焼きは冷凍できる?レンジレシピも

【管理栄養士監修】離乳食の卵焼きは冷凍できる?レンジレシピも

離乳食で「卵焼き」はいつから食べられるのか、疑問に思ったことはありませんか? 卵は食物アレルギーを起こしやすい代表的な食品です。この記事では、離乳食で卵焼きを与えられる時期や冷凍保存のコツや電子レンジで簡単に作れるレシピを紹介します。
離乳食で「卵焼き」はいつから食べられるのか、疑問に思ったことはありませんか? 卵は食物アレルギーを起こしやすい代表的な食品です。この記事では、離乳食で卵焼きを与えられる時期や冷凍保存のコツや電子レンジで簡単に作れるレシピを紹介します。

離乳食の卵焼きはいつから?

離乳食の卵焼きは、全卵の固ゆで卵を食べられるようになり慣れた頃、目安としては、離乳後期(生後9~11ヶ月頃)から与えることができます。

卵は加熱する時間が長いほど、食物アレルギーの主な原因となる物質が減るとされているので、調理方法によっても食べられる時期が変わってきます。そのため、しっかりとステップを踏んで食べ慣れていく必要があります。

卵焼きの調理方法は、一般的に全卵を使い加熱時間は固ゆで卵ほど長くはありません。大人が食べる卵焼きは、トロトロとした半熟のものもありますが、離乳食では必ずよく火を通したものを与えるようにしましょう。

冷凍できる?

離乳食の卵焼きは、冷凍保存することも可能です。1食分をラップに包んで、ジッパー付き保存袋に入れて冷凍し、1週間以内に食べ切るようにしましょう。

注意するべき点は、一般的な作り方で作った卵焼きは、冷凍すると水分が抜けてパサパサとした食感になってしまいます。

まだ上手に食べ物を噛むことができない赤ちゃんにとっては、食べにくいこともあるので、なるべくできたての食感と変わらなく仕上げるために、下記で紹介するように調理方法や材料を工夫しましょう

冷凍保存してもおいしい卵焼きを作るコツ

冷凍保存してもおいしい卵焼きを作るコツは、少量の片栗粉と水を混ぜたものを加えることです。これによって、水分が抜けてしまうのを防ぎ、しっとりとした食感をキープすることができます。

のちほどのレシピ動画で、冷凍してもおいしく食べられる卵焼きの作り方を紹介します。

電子レンジで卵焼きを作るときのポイント

卵焼きは、電子レンジでも簡単に作ることができます。このとき、加熱時間が短く中が半生の状態になっていないかを必ず確認しましょう。つまようじを刺してみて、何もついてこなければ火が通っていますが、半生の卵がついてくる場合は追加で温めましょう。

電子レンジで作れる離乳食の卵焼きのレシピ動画

冷凍OK! 離乳食後期からの卵焼き(生後9〜11ヶ月頃から)

片栗粉と水を入れることで、冷凍しても卵焼きがパサパサにならずにおいしく食べられるレシピです。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

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アレルギーについての注意点

レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。

また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。

[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生

[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン

「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。

料理を楽しむにあたって

参考

五十嵐隆(監修)、『授乳・離乳の支援ガイド(2019年改訂版)実践の手引き』、公益財団法人 母子衛生研究会、2020年

写真提供:ゲッティイメージズ

※当ページクレジット情報のない写真該当