【医師監修】「つわり」はいつから? | MAMADAYS(ママデイズ)
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「つわり」はいつから?

【医師監修】「つわり」はいつから?

妊娠中に多くの方が経験する「つわり」。気持ち悪くなったり吐いたりというイメージはあるけれど、いつからどんなふうに症状が出るのか、いつまで続くのかなど、妊娠中のつわりについて詳しく解説します。
妊娠中に多くの方が経験する「つわり」。気持ち悪くなったり吐いたりというイメージはあるけれど、いつからどんなふうに症状が出るのか、いつまで続くのかなど、妊娠中のつわりについて詳しく解説します。

つわりとは?どんな症状?

つわりとは、妊娠によっておこる吐き気や嘔吐などの消化器系を中心とした症状をいいます。妊娠初期の人の50~80%(※1)に起こる症状です。

つわりのメカニズムはまだ詳しくわかっていませんが、妊娠初期におこるホルモンの急激な変化や、精神的な変化が関連しているのではないかといわれています。

吐き気や嘔吐のほか、げっぷ(おくび)、唾液の増加、食欲不振、食べ物の好みの変化などその症状はさまざまです。その結果として母体の体重減少や体重増加がおきることがあります。また、生理予定日前のようなだるさや頭痛、眠気が出る場合もあります。

つわりについての症状と受診の目安についてはこちらの記事も参考にしてみてください。

妊娠した時の不安のひとつである「つわり」。
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医療情報科学研究所編、『病気がみえる vol.10 産科 第4版』、株式会社メディックメディア、2018年より

つわりはいつからいつまで?

つわり症状がみられ始めるのが、妊娠5~6週頃です。多くの場合、妊娠12~16週頃までに自然に症状が治まります。

しかし、妊娠期の人のうち0.5~2%(※2)は症状が重くなり、妊娠悪阻(にんしんおそ)という状態になります。妊娠悪阻では、適切な栄養が摂れず数週間で急激に体重が減り、脱水や必須ビタミン・栄養素が欠乏し、母体の代謝異常がおきています。病院での治療が必要ですので、水分さえも摂取できない場合や体重減少が著しい場合(たとえばマイナス4~5kg以上)たかがつわりと軽く考えずにかかりつけの産婦人科を受診しましょう。

こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

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つわりは妊娠初期に起こるイメージを持つ人も少なくないでしょう。ですが、妊娠後期にも同様の症状が起こることがあります。

似たような症状というだけでこちらは妊娠悪阻とは呼びません。また体重減少や脱水、必須栄養素欠乏が起こることもないのです。

臨月に近づく頃(妊娠35、36週あたり)に大きくなった子宮が胃や腸などの消化器系を押し上げたり圧迫したりすることが主な原因です。臨月を迎える頃は子宮が最も高い位置にくる時期ですので、胃が押し上げられることで、消化機能が低下し、胃のムカムカや吐き気、食欲不振などの症状がみられることがあります。

出産に備えて胎児の位置が下がっていくと、子宮の高さも下がるため、つわり症状は治まっていきます。

妊娠後期(臨月)のつわりについてはこちらも参考にてみてください。

妊娠初期のつわりの吐き気は、個人差はあるものの妊娠16週程度で改善することがほとんどです。
しかし、なかには一旦消えた吐き気が臨月近くに出てくる妊娠中のママもいます。
つわりは落ち着いたはずなのにどうして?注意したほうがよい吐き気についてもお伝えします。

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医療情報科学研究所編、『病気がみえる vol.10 産科 第4版』、株式会社メディックメディア、2018年より

いろいろな種類があるつわり

つわりといえば、嘔吐が続く「吐きづわり」のイメージが主ですが、実はいろいろなパターンがあります。それぞれ詳しくみてみましょう。

食べづわり

何か食べていないと気持ち悪くなるのが「食べづわり」です。食べづわりは、吐き気が空腹時に強くなるという特徴があります。空腹にならないように食べ続けるため、体重が増えすぎてしまう可能性があります。そのため、量や食べ物の選び方には注意が必要です。

吐きづわり

吐き気や嘔吐などで、食事がうまく摂れなくなるのが「吐きづわり」です。吐き気がずっと続く場合もあれば、動いたときや食後に気持ち悪くなるという場合もあります。

匂いづわり

食べ物やタバコ、体臭など、特定のにおいを嗅ぐと気分が悪くなるのが「匂いづわり」です。いつもはいい香りと感じる洗剤や柔軟剤のにおいに敏感になったり、身近な人の体臭が耐えられなくなるということも少なくありません。

眠りづわり

日中でも眠気が強く、頭がボーッとしたり、だるさを感じるのが「眠りづわり」です。眠れる状況であれば、横になって寝ましょう。食後は眠気が強くなりやすいので、重要な仕事は食事の前に済ませておくように調整するのがおすすめです。

よだれづわり

唾液がいつもより多く分泌されるのが「よだれづわり」です。飲み込むのも大変なほど唾液が出ることや、唾液を飲み込むと気持ち悪くなること、寝るときも唾液に悩まされることがあります。

それぞれのつわりの対処法については、こちらの記事を参考にしてみてください。

症状は様々で、個人差も大きいつわり。
「食べづわり」や「よだれづわり」など、いろいろなつわりがあることを知っていますか?
今回は症状別の対処法を、産婦人科医の大柴先生にお伺いしました!

ほかにも、つわりのときの心の持ち方や乗り越え方のヒントについては、こちらも参考にしてみてくださいね。

つわりで食べられないことで、お腹の中の赤ちゃんに栄養面で影響がないか心配……。
考えすぎてストレスを溜めてしまうより、まずは気持ち悪さを軽くすることを考えて大丈夫!
つわりの時のママの心持ちについて、産婦人科医の大柴先生にお伺いしました。
妊娠中つわりで本当に大変な思いをしているママも多いかもしれません。
つわりは妊娠12~16週目頃までの安定期に入ると、症状は軽くなると言われています。
つわりの辛い時期の乗り越え方について、産婦人科医の大柴先生にお伺いしました。

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つわりは多くの場合、期間が限定されています。食べたいものを食べたいときに食べたり、集中できる好きなことで気分転換をしたり、うまく対処法を見つけて辛い時期を乗り越えましょう。短期間に体重が4〜5㎏以上減少する場合や、水分の摂取さえもできない場合は、かかりつけの産婦人科を受診することが大切です。

参考:

・「つわりの症状と栄養摂取および妊娠中体重増加量との関連 」(人間生活文化研究)

・医療情報科学研究所(編)、『病気がみえる vol.10 産科 第4版』、株式会社メディックメディア、2018年

写真提供:ゲッティイメージズ

※当ページクレジット情報のない写真該当

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