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【専門家監修】イヤイヤ期はいつから始まる?いつまで続く?

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【専門家監修】イヤイヤ期はいつから始まる?いつまで続く?

何を言っても「イヤ」とはねのける子どもの「イヤイヤ期」。2歳前後の子どもの心の成長において大事な時期であるとされています。
「イヤイヤ期」はいつからいつまで続くのでしょうか。
助産師で、チャイルドファミリーコンサルタントのやまがた先生にお伺いしました。

何を言っても「イヤ」とはねのける子どもの「イヤイヤ期」。2歳前後の子どもの心の成長において大事な時期であるとされています。
「イヤイヤ期」はいつからいつまで続くのでしょうか。
助産師で、チャイルドファミリーコンサルタントのやまがた先生にお伺いしました。

イヤイヤ期とはどんな時期?

「自分でやってみたい!」という意欲が表れる時期

「イヤイヤ期」という言葉は、子育てが始まる前から耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか?

その言葉のまま「イヤ」な印象でとらえられやすいですが、自我が芽生え始める時期で、心の成長発達で表現するならば「心がよちよち歩きを始めた」ような時期です。

「第一次反抗期」などと表現されることもあります。

赤ちゃんの時期から比べると、圧倒的に身体的に発達をしています。

さらに自分の意志で自分の動きたい方向に動いたり、物を手に取ったりもできるようになったりします。少しずつ言葉の理解も進んでくる時期です。

そうする中で「自分でやってみたい!」という意欲が表れてきます。

イヤイヤ期はいつからいつまで?

個人差があるが1歳半過ぎ頃から始まることが多い

多くのケースが1歳半くらいからと予想されますが、何よりも子育ては個人差があります。もっと早いケースもあれば、ゆっくりなケースもあります。

体の発達としては一人で歩くことがスムーズになり、言葉の理解も広がっている頃に始まることが多くあります。

多くの子どものピークは2歳

「魔の2歳児」という言葉がありますが、イヤイヤ期のピークはおおむね2歳といわれています。

3歳、4歳と成長していくにつれ、落ち着いていく傾向があります。なぜ落ち着いていくかというと、やはり言葉の理解がすすむことが一番大きいとされています。

子どもたちにとっても日々経験が増え、さまざまなことが理解できるようになり、行動が少しずつ落ち着いていくことが考えられます。

イヤイヤ期にはどう対応したらいいの?

子どもの「イヤ!」を一旦受け取ってみる

まずは大人が「イヤイヤ期」を、「心の成長期だ」ということを、しっかりと理解することが重要です。

強く言ってもイヤイヤが落ち着くのではなく、逆に子ども自身の意欲を押さえつけるような言葉や行動に、余計にイヤイヤが悪化することも考えられます。

「イヤって感じているね、イヤだよね」と一旦子どもの気持ちを受け取り、共感していくスタンスを持ってみるようにしましょう。

そうすると子どもは自分の意欲を受け止められて、安心できる可能性があります。

このときも子どもの目線に立ち、肩に触れたり、対話しようとしている大人のスタンスを見せてみてください。

大人の気持ちを言葉にして伝える

今すぐ着替えてほしいとき、イヤと言われ困るなどのシーンはありませんか?

大変かもしれませんが、まずは「イヤだよね、うんうん、今着替えてくれるとママ(パパ)助かるな」と言葉で伝えてみましょう。

命の危険や怪我をするようなシーンの場合は、「それはできません」という形でしっかりと伝えます。ただ、このときも体罰や強い言葉は不要です。逆効果になる場合もあります。

ママとパパを信頼している証とポジティブにとらえてみる

イヤイヤ期はある意味、子どもが大人を信頼しているサインの一つだったりもします。

信頼しているからこそ「NO!」と言っても大丈夫という絆が形成されていると考えることも、ポジティブな側面にもなります。

ただし、イヤイヤ期がないから絆が形成されていないというわけではありません。

子どもの個性や言葉の理解の度合い、きょうだいの有無などによっても子どもの行動に影響があると考えられ個人差はあります。

子どもとのイヤイヤ期のやり取りに一番必要なのは、「大人の心や行動の余裕」かもしれません。

家事の分担や家事サポートを受けたり、大人自身がストレスをためない工夫なども必要になってくると思います。

ぜひ子育て支援センターなどを活用してママやパパの心に余白を作り、子どものやりたい!という意欲をサポートしてあげてみてください。

日々成長していくことを心待ちにしていってくださいね。

参考:

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