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動画付き基本のベビーサイン 10種類!やり方のポイントも紹介

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動画付き基本のベビーサイン 10種類!やり方のポイントも紹介【専門家監修】

この記事では、日常生活の中で使えるベビーサインについて、写真付きで紹介しています。おしゃべりができない赤ちゃんと、ジェスチャーでコミュニケーションをとれるので、ストレスのないスムーズな育児につなげられます。日常生活の中で、できることから始めてみましょう。
この記事では、日常生活の中で使えるベビーサインについて、写真付きで紹介しています。おしゃべりができない赤ちゃんと、ジェスチャーでコミュニケーションをとれるので、ストレスのないスムーズな育児につなげられます。日常生活の中で、できることから始めてみましょう。

ベビーサインは覚えなくちゃいけない?

ベビーサインは、必ず覚えなければいけないものではありません。覚えていなくても、育児をしているママやパパはたくさんいます。

ただ、おしゃべりができない赤ちゃんとコミュニケーションがとれたら、育児がグッと楽になると思いませんか?ママやパパ、赤ちゃんのために、余裕があれば活用してみる、という穏やかな気持ちで構えると、負担になりませんよ。

一部では、赤ちゃんにベビーサインを覚えさせると、「言葉を覚えるのが遅くなる」と心配される人もいらっしゃるようですが、明確な根拠はありません。言葉を習得したいという意欲に繋がっていきます。

*言葉の習得は、のどや舌の筋肉の発達も必要になります。心の成長とともに自然にという部分と共に、不可欠なことになります。

ベビーサインから話し言葉への切り替えは、赤ちゃんが自発的に行います。言葉の習得にも、個人差がありますので、ゆったりとした気持ちで、周囲の大人たちは優しく見守ってあげましょう。

ベビーサインを覚えるメリット

ベビーサインを覚えると、赤ちゃんとコミュニケーションがとれるので、ママやパパだけではなく、赤ちゃんにとってもメリットがたくさんあります。

「赤ちゃんの要求がわかり、育児が楽になる」

赤ちゃんが泣いていたり、不快を感じているとき、赤ちゃんのほうから自分の思いを伝えられます。

ママやパパと赤ちゃん双方にとって、フラストレーションがグッと減ります。体調不良などにも、早い段階で気がつけるので、早めに対処できるようにもなります。

「自尊心の向上につながる」

ベビーサインを習得して、自分の周囲の大人たちに伝わると、赤ちゃんも「わかってもらえた!」と喜びを感じ、自信につながります。この経験は、赤ちゃんの自尊心を高めてくれるでしょう。

「周囲の大人が、積極的に育児参加してくれる」

赤ちゃんと共有する時間が長いママに比べると、赤ちゃんに対する理解度に関して、周囲の大人たちはママより一歩出遅れがち。しかし、赤ちゃんがベビーサインを習得していれば、周囲の大人たちともコミュニケーションがとれるので、楽しんで育児参加できます。

基本のベビーサイン一覧

ベビーサインにはたくさんの種類があります。なかでも基本のベビーサインを画像付きで一覧にして紹介します。

ベビーサイン 「おっぱい」

「おっぱい」をあらわすベビーサインは、牛の乳搾りをするイメージで片方の手をグーパーします。赤ちゃんにおっぱいやミルクをあげるときにサインを見せるとよいでしょう。

「おっぱいおいしいね!」

「おっぱいいっぱい飲んだね」

「おっぱい飲もうね!」

など、語りかけながらサインを出してみましょう。

ベビーサインについてや「おっぱい」のサインについて詳しくはこちらの記事をチェック。

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ベビーサイン 「もっと」

「もっと」をあらわすベビーサインは、すぼめた両手の指先をトントンと触れ合わせます。離乳食のときなどにサインとともに見せてみましょう。赤ちゃんにもうひとくち食べ物をあげるときに「もっと食べる?」と聞きながらサインを見せるといいですね。

「もっとおっぱい飲む?」

「もっと絵本見る?」

「もっとお歌を歌う?」

と、食事以外のときにも使ってみると、さまざまな場面で便利に使えるようになりますよ。

ベビーサイン 「食べる」

「食べる」をあらわすベビーサインは、指先をすぼめながら片手を口元へ持ってきます。

赤ちゃんたちは手づかみで食べ物を食べるので、手づかみで食べ物を口に運んでいる様子をあらわしています。赤ちゃんとご飯を食べるときにサインを見せてみましょう。おうちで飼っているペットにご飯を与えるときに、このサインを使ってみてもいいですね。

「ご飯食べる?」

「おやつ食べる?」

「○○(ペットの名前)ご飯食べているよ」

などのときに、サインを使ってみましょう。

ベビーサイン 「おいしい」

「おいしい」をあらわすベビーサインは、片手で頬を2回トントンと触ります。顔もおいしそうな顔をしてサインを見せましょう。

「おっぱいおいしいね」

「ご飯おいしいね」

「おやつおいしいね」

など、何かを食べているときにあわせて語りかけてあげるとよいでしょう。

「もっと」「食べる」「おいしい」の詳しい動画はこちらからチェックしてみてください。

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ベビーサイン 「ねんね」

「ねんね」をあらわすベビーサインは、両手のひらをあわせて頬にあてて枕にする形をとります。夜の就寝前だけではなく昼寝の前に使っても問題ありません。自分が眠くなると、ぐずる前に教えてくれるようになる子もいて、とても使い勝手のいいサインです。

「ねんねの時間だよ」

といいながらサインを見せるのがよいでしょう。

ベビーサイン 「お風呂」

お風呂をあらわすベビーサインは、体を洗うように両手でゴシゴシと体をこするように動かします。実際の日常生活では、お風呂を担当するのはパパのときもあるでしょう。ぜひパパにもお風呂のサインを覚えてもらって、お風呂に入るときにサインを使ってもらいましょうね。

「お風呂に入るよ」

「お風呂気持ちいいね」

など、サインを使って楽しそうに語りかけてあげると、赤ちゃんもお風呂が大好きになりますよ。

ベビーサイン 「電気」

「電気」をあらわすベビーサインは、片手を顔の前でグーパーグーパーと開いたり閉じたりします。実際に電球をつけたり消したりしながらサインを教えてあげるとよいでしょう。自宅の電気だけではなく、イルミネーションがちかちか光っているときや、車のライトがまぶしいときにもこのサインで伝えてみるといいですね。

「電気消すね」

「電気つけるよ」

「ライトがまぶしいね」

「(イルミネーションが)キラキラしてきれいだね」

などで使ってみてください。

ベビーサイン 「本」

「本」をあらわすベビーサインは、両手をパーにして閉じた状態から手をつけたまま開きます。本を開く形が本のサインです。絵本を読む前に「絵本読もうか?」と語りかけながらサインを見せるとよいでしょう。

「絵本読もうか」

「絵本探しに行こうか」

「(テレビを見ていて)絵本見ているね」

などのときに使ってみてください。

「ねんね」「お風呂」「電気」「本」の詳しい動画はこちらからチェックしてみてください。

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ベビーサイン 「歯磨き」

「歯磨き」をあらわすベビーサインは、人差し指を歯ブラシに見立て、口元でゴシゴシと歯ブラシで磨くようにジェスチャーします。動かし方は歯を磨いている動作そのものなので、簡単です。歯磨きをするときに、「歯を磨くね」と語りかけながらサインを出してみましょう。

「寝る前だから歯を磨くよ」

「歯磨きしようね」

「歯磨きじょうずだね」

などのときに使ってみてください。

ベビーサイン 「替える」

「替える」ことをあらわすベビーサインは、両手のげんこつを組み上下の位置を入れ替えるようにサインを出します。赤ちゃんに対して何かを交換する際に、替えるサインを出しながら語りかけるとよいでしょう。

「オムツ替えるよ」

「スタイ替えるよ」

「お洋服着替えるよ」

などのときに使ってみてください。

「歯磨き」「替える」の詳しい動画はこちらからチェックしてみてください

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ベビーサインを行うときのポイント

特に月齢が小さいと、ベビーサインを始めてすぐにスムーズに覚えることは、赤ちゃんにとって難しいです。実際に始める前の準備段階として、いくつかステップがあります。

赤ちゃんとよくアイコンタクトをとる

ベビーサインの準備段階として、「赤ちゃんとアイコンタクト」をたくさんとりましょう。赤ちゃんは人の顔にとても興味津々です。大人が笑いかけると赤ちゃんも笑顔で返してくれますよね。

赤ちゃんのご機嫌を見て、時間の許す限り目を見て話しかけてあげましょう。返事はなくてもきちんと聞いてくれています。大人の話を楽しいと感じてくれると、ベビーサインを始めたときにも、しっかりと興味を持ち、「手の動き」も見てくれます。

語りかけと一緒に手を動かす

ママやパパも初めからすべてのベビーサインを習得している必要はありません。

話しかけながらベビーサインを加えることで、赤ちゃんの興味を促します。赤ちゃんはしゃべることはできなくても、言葉の音と意味はきちんと理解できます。積極的に語りかけて言葉のシャワーを浴びせながら、その意味をあらわすベビーサインを加えて語りかけるようにしましょう。

ママやパパが楽しく笑顔で続けていく

ベビーサインを覚えてもらうために、必死になりすぎて笑顔を忘れると、赤ちゃんにとって楽しいものではなくなってしまいます。赤ちゃんの「楽しい」から始まる興味・関心を育むために、赤ちゃんとコミュニケーションをとるときは笑顔でいるのを忘れずにいましょう。

ベビーサインを行うときの注意点

ベビーサインのメリットはたくさんありますが、とり入れる上での注意点もあるので紹介します。

完璧に覚えさせようとしない

ベビーサインは、手話に近いものもあり、その表現方法は多種多様です。すべてを覚えるのは、ママやパパにとっても赤ちゃんにとっても負担です。日常生活の中で無理のない範囲で、覚えられるものから始めましょう。

  • もっと
  • おっぱい
  • ねんね
  • おいしい

など、日常生活で多用する簡単なものから覚えていくとよいでしょう。

ベビーサインで何でもわかるわけではない

ベビーサインも完璧ではありません。

  • 赤ちゃんの運動能力が追いついていなくて、違うサインになってしまっている
  • 何かやろうとしているけど、なんのサインかわからない

という場合もあります。ベビーサインばかりに頼り切らず、日常生活で赤ちゃんを全人的に捉えることも必要です。

ベビーサインに頼りすぎてしまうと、赤ちゃんの体調不良や異変を見逃してしまうこともあります。きちんとサインができる子でも、「いつもと様子が違うな」という違和感にはきちんと目を向けて、対処するようにしましょう。

赤ちゃんとコミュニケーションをとろう

ベビーサインを習得すれば、おしゃべりができない赤ちゃんともコミュニケーションがとれます。

ママやパパとして育児が楽しくなるばかりではなく、赤ちゃんも自分の思いが通じたという自信がつき、快や不快もしっかりと表現できるので、お互いにストレスをためづらくなります。覚える過程は少し大変なこともありますが、1つでも覚えておくと、一方通行ではない意思疎通がはかれます。

日常生活の中でできることから試してみて、ベビーサインを覚えていってくださいね。

  • ベビーサインを覚えると赤ちゃんとコミュニケーションがとれる
  • ベビーサインで何でもわかるわけではないので注意
  • ベビーサインはママやパパが楽しく笑顔で続けていくのが大切

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