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鼻水

【小児科医監修】赤ちゃんと子どもの症状別ホームケア 鼻水や鼻詰まりがある

病気のときによく見られる症状のひとつ。飲む量が落ちたり眠れなくなったりしたら、早めに受診を。
病気のときによく見られる症状のひとつ。飲む量が落ちたり眠れなくなったりしたら、早めに受診を。

鼻水はよくあること。でも、ひどくなったら受診を

子どもの鼻の粘膜はとても敏感なため、気温の変化やほこりなどが刺激になって、すぐに鼻水が出ます。こういう場合の鼻水は透明で、心配のないものです。間もなく治まります。

これに対して、徐々に鼻水がひどくなってきた、黄色や緑色の鼻水が出る、発熱やせきなどほかの症状がある、きげんが悪く食欲もなくなってきた、などの場合は、かぜなどの病気が疑われます。

ほかの症状や体調の変化に注意して

鼻水や鼻詰まりを伴う病気としては、 かぜ症候群が考えられますが、ほかの病気の可能性も多くあります。うつる病気の原因であるウイルスや細菌は鼻やのどから体内に侵入してくることが多いので、 まず鼻の粘膜が炎症を起こし、鼻水・鼻詰まりを起こすからです。
また、発熱しなくてもアレルギーによる鼻水が続くことがあります。これらの病気による鼻水の可能性があるときは、しだいに体調が悪くなってきていないかなど、よく観察して、気になる症状があったら、早めに受診しましょう。

おっぱいが飲めないとき、眠れないときも受診を

子どもや赤ちゃんの鼻腔はとても狭く、また、大人のように鼻水をかむことができないので、鼻水が出ると鼻詰まりを起こしがちです。特に赤ちゃんは、鼻が詰まると、母乳やミルクが飲みにくくなりますし、呼吸が苦しくなり眠れなくなることもあります。
家庭でケアをしていても、赤ちゃんがつらそうなときは受診を。詰まっている鼻水を吸い取ってもらったり、薬を処方してもらいましょう。

【大人との違い】鼻

子供の鼻

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子どもの鼻の穴は大人と比べて小さく、また、粘膜が小さな刺激にも弱くなっています。また、顔の骨には鼻の穴からつながった副鼻腔という空洞があり、ウイルスが侵入して炎症を起こすことがありますが、子どもの副鼻腔はとても小さいので、重症化することはあまりありません。

受診の目安をチェック

家でようすを見る

 □ 鼻水や鼻詰まりがあってもきげんがいい。 

 □ よく眠れている。

診察時間内に病院へ

□ 鼻水や鼻詰まりが続いて食欲がない。 

□ 呼吸がつらそう。

□ 発熱や下痢、嘔吐などほかの症状がある。
 
□ 目がかゆそうで充血している。

診察時間外でも病院へ

□ 発熱、せきを伴い、呼吸が荒い。

【受診のポイント】

鼻水や鼻詰まりだけの“鼻かぜ”ならようすを見ていてかまいません。ほかの症状に注意し、体調が悪化してきたら早めに受診を。

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