トモニテ
食事をする子ども

【管理栄養士パパに聞く】Q. 子どもの遊び食べ、食ベムラが気になります

A. それほど心配しなくてもいいのですが、 食事に集中しやすい環境を整えましょう

 子どもに遊び食べや食べムラがあると、親は成長を心配したり、散らかされるのが嫌だったりしてイライラしがちですよね。でも、元気に活動できているなら、健康面は大丈夫。また、 大人には遊びに見える食べ方も、子どもの視点で考えると興味のあるものにさわって世界を広げていく行動のひとつ。そういう捉え方をしたうえで、時間があるときは汚れてもいい服装にしたり、床にシートや新聞紙を敷いておいたりすると、無駄に叱らなくてすみそうです。

 以上のような理由で、ある程度は時間が解決する問題として割り切ってもOK。ただ、遊び食べや食べムラの原因になっている状況があれば、できるだけ取り除いてあげましょう。次のチェックポイントを確認してみてください。

チェックポイント1  テーブルとイスの高さ

 子どもの成長に、テーブルとイスの高さが合っているでしょうか。不安定な姿勢だと、いくらじっとするように伝えても、子どもは身体を動かしてしまいます。テーブルは子どものひじの高さ、イスはひざが90度に曲がった状態で足裏がつく高さにしてください。

チェックポイント2 食卓まわりの環境

 大好きなテレビやおもちゃなどが視界に入っていると、食事に集中できなくなりがち。食事前にテレビを消して、おもちゃなどを片付けておきましょう。

チェックポイント3 生活リズムと運動

 生活リズムが乱れていたり運動不足だったりすると、きちんと食事がとれません。睡眠や食事などのリ ズムを整え(一定にし)、身体を動かしましょう。

 こうした環境を整えても遊び食べや食べムラが見られるようなら、あまりいろいろ工夫しすぎると親子どちらにも負担になるので、少し様子をみてくださいね。

写真提供:ゲッティイメージズ

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