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【管理栄養士監修】離乳食のかぼちゃ|いつからはじめる?

【管理栄養士監修】離乳食のかぼちゃ|いつからはじめる?

自然の甘味があるかぼちゃは初めての野菜の離乳食として選ぶ人も多い食材の一つ。
とろみもあって食べやすく、赤ちゃんの食べる意欲や楽しみを育みます。
今回は、かぼちゃはいつから食べられるのかや、下ごしらえのコツなどをご紹介します。
自然の甘味があるかぼちゃは初めての野菜の離乳食として選ぶ人も多い食材の一つ。
とろみもあって食べやすく、赤ちゃんの食べる意欲や楽しみを育みます。
今回は、かぼちゃはいつから食べられるのかや、下ごしらえのコツなどをご紹介します。

かぼちゃはいつから食べられる?

離乳食初期からOK!甘くて栄養価の高いかぼちゃ

離乳食を始めておかゆに慣れた頃に、野菜の離乳食を始めます。

かぼちゃは、離乳食初期の生後5〜6ヶ月から食べられます。

甘味が強く加熱するとホクホクとやわらかくなるので野菜が初めての赤ちゃんにもおすすめの食材です。

ペースト状にしたものをそのまま与えたり、おかゆやほかの野菜と組み合わせたり、ゆでてすりつぶした豆腐と和えたりとレパートリーの幅が広がります。

また、鍋のほかに電子レンジでも加熱できるので、下ごしらえが比較的楽であるというメリットも。

管理栄養士からのワンポイントアドバイス

食材のざらつきが気になる場合、最初は裏ごしをしたり、お粥に混ぜてとろみをつけるなどすると赤ちゃんが食べやすくなりますよ。

どのくらいの量を食べさせたらよい?

子ども用スプーンのひとさじから始め、徐々に量を増やしていきましょう。

初めて食べさせる場合は、少量をほかの食材と混ぜずに与えます。

離乳食の進め方についてはこちらの記事も参考にしてください。

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かぼちゃの固さや大きさの目安

子どもの成長に合わせて、食材の大きさや固さを変えます。

かぼちゃの時期別の大きさ・固さの目安

かぼちゃの時期別の大きさ・固さの目安

© every, Inc.

下ごしらえのコツは?

  • 皮の部分はよく洗い、ワタと種を取り除く
  • 大きめに切る(月齢に合わせてそのまま調理するときは、皮を取ってから小さいサイズにカットしたり、皮つきのままカットすることもある)

管理栄養士からのワンポイントアドバイス

大きめに切って、ゆでたり、電子レンジで加熱すると、皮が外しやすくなります。

皮は固いので初期や中期は外しましょう。

つぶしたり、ペーストにする場合はゆでてすぐの温かい状態の方が調理しやすいです。

やさしい甘さと食べやすさで赤ちゃんも喜びますよ。

調理方法

時期ごとに調理方法をご紹介します。

過去に、MAMADAYSで紹介した離乳食の作り方動画もぜひチェックしてくださいね!

初期(生後5〜6ヶ月頃)

作り方を動画でチェック!

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中期(生後7〜8ヶ月頃)

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後期(生後9〜11ヶ月頃)

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完了期(1~1歳6ヶ月)

やわらかくゆでたあと、食べやすい大きさにカットします。

食物アレルギーについて

かぼちゃは、まれに食物アレルギーを発症する危険性があります。

そのため、初めて食べる際は少量から始めましょう。

また、万が一食物アレルギーを起こした場合すぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。

かぼちゃを使った簡単レシピ

脱!マンネリ 手づかみ かぼちゃおやき(1歳〜1歳6ヶ月頃から)

パクパク期に取り入れたいのが手づかみ食べです。

かぼちゃの甘味が子どもにもうれしいメニュー。

具にはツナを使っていますが、子どもの好きなものに変えてぜひ作ってみてください。

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甘くてほっこり♪ かぼちゃのスープ(1歳〜1歳6ヶ月頃から)

甘味を活かした濃厚なスープは、子どもに大人気!ハロウィンなどのイベント時には、デコレーションをすると食卓が華やぎます。

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ぜひお試しください。

アレルギーについての注意点

レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。

また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。

[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生

[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ

「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。

料理を楽しむにあたって

誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント

  • 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
  • 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
  • ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
  • 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
  • りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
  • 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。

写真提供:ゲッティイメージズ

※当ページクレジット情報のない写真該当