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【管理栄養士監修】離乳食ののり|はいつからはじめる?

【管理栄養士監修】離乳食ののり|はいつからはじめる?

のりは一般的に、アマノリを乾燥させたもので、干しのり、焼き海苔、味付けのり、韓国のりなどのさまざまな種類があります。
離乳食には焼き海苔を使用しましょう。
今回は赤ちゃんにのりを与えられる時期や、調理方法などをご紹介します。
のりは一般的に、アマノリを乾燥させたもので、干しのり、焼き海苔、味付けのり、韓国のりなどのさまざまな種類があります。
離乳食には焼き海苔を使用しましょう。
今回は赤ちゃんにのりを与えられる時期や、調理方法などをご紹介します。

のりはいつから食べられる?

のりは離乳食中期からOK

のり(焼き海苔)は鉄分、カロテン、葉酸、食物繊維を含みます。

香りもよく、赤ちゃんの食欲をそそる食材です。

のり(焼き海苔)は離乳食中期の生後7〜8ヶ月頃から与えられます。

離乳食期には水分でしっとりさせるなどしてから与えましょう。

そのまま食べると上あごや喉に貼り付いてしまうことがあるので注意が必要です。

管理栄養士からのワンポイントアドバイス

焼き海苔に砂糖やしょうゆなどで味付けをした味付けのりや、表面に油や塩が塗ってある韓国のりなどが市販されています。

離乳食期に使うのは味付けされていない焼き海苔にしましょう。

味付けのり、韓国のりは調味料を使っており、赤ちゃんにとっては味が濃すぎてしまいます。

欲しがる場合は、完了期の1歳〜1歳6ヶ月以降に少量にとどめましょう。

どのくらいの量を食べさせたらよい?

子ども用スプーンのひとさじから始め、徐々に量を増やしていきましょう。

初めて食べさせる場合は、少量をほかの食材と混ぜずに与えます。

離乳食の進め方についてはこちらの記事も参考にしてください。

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赤ちゃんが生後5〜6ヶ月前後になったら、離乳食への移行を考え始める時期かもしれません。でも、一体どのくらいの量から始めたら良いの?食材は何から?とお悩みのママ・パパもいるかと思います。生後5〜6ヶ月目の子どもを対象に、進め方の例やレシピなどをご紹介します。

のりの固さや大きさの目安

子どもの成長に合わせて、食材の大きさや固さを変えます。

のりの時期別の大きさ・固さの目安

のりの時期別の大きさ・固さの目安/表

© every, Inc.

調理方法

・小さくちぎって水にひたししっとりさせてから、電子レンジなどで加熱する。おかゆに混ぜたり、野菜類と和えて。

・後期以降は、小さくちぎってそのままおかゆや野菜と和えたり、噛み切りやすいようにフォークなどで細かい穴をあけてからのり巻きなどにしても。

食物アレルギーについて

のりは、まれに食物アレルギーを発症する危険性があります。

そのため、初めて食べる際は少量から始めましょう。

また、万が一食物アレルギーを起こした場合すぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関に受診できる時間に食べさせるようにしましょう。

アレルギーについての注意点

レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。

また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。

[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生

[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン

「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。

料理を楽しむにあたって

誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント

  • 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。

  • 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。

  • ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。

  • 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。

  • 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。

写真提供:ゲッティイメージズ

※当ページクレジット情報のない写真該当