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【管理栄養士監修】離乳食で赤ちゃんはパンケーキを食べられる?卵なしレシピも紹介

【管理栄養士監修】離乳食のパンケーキはいつから?卵なしレシピも紹介

離乳食で赤ちゃんにパンケーキを与えても大丈夫か、疑問に思ったことはありませんか?この記事では、子ども用のパンケーキを作るときに知っておきたいことや、手作りホットケーキミックスや卵なしのパンケーキのレシピ、冷凍方法などをご紹介します。
離乳食で赤ちゃんにパンケーキを与えても大丈夫か、疑問に思ったことはありませんか?この記事では、子ども用のパンケーキを作るときに知っておきたいことや、手作りホットケーキミックスや卵なしのパンケーキのレシピ、冷凍方法などをご紹介します。

離乳食のパンケーキはいつから?

カミカミ期・離乳後期(生後9〜11ヶ月頃)から

離乳食で赤ちゃんがパンケーキを食べられるようになるのは、カミカミ期・離乳後期(生後9〜11ヶ月頃)からです。

カミカミ期・離乳後期(生後9〜11ヶ月頃)は赤ちゃんが食べやすいようにやわらかく焼き、喉につまらせないように少しずつちぎって与えます。

うまく飲みこめないときは、育児用の粉ミルクやフォローアップミルク、加熱した牛乳に浸してみましょう。

パクパク期・離乳完了期(1歳〜1歳6ヶ月頃)になったら、手づかみしやすい大きさに切って与えるとよいでしょう。

食材を選ぶときに気をつけたいこと

糖分に注意

乳幼児にはなるべく脂質や甘さが控えめのパンケーキが望ましいです。

カフェやレストランのパンケーキのように生クリームなどは添えないようにしましょう。

大人も食べる市販のホットケーキミックスには砂糖がしっかりと入っているものも多いため、離乳食でホットケーキミックスを使う場合は、「砂糖なし」か「砂糖少なめ」のものを選びましょう。

薄力粉やベーキングパウダーがあれば、簡単にホットケーキミックスを手作りすることができます。使う材料を選べたり、砂糖の 量を調整できたりと、乳幼児期の子どもに優しいホットケーキを作ることができます。

パンケーキの定番のはちみつも「乳児ボツリヌス症」のリスクになるので、絶対に1歳になるまでは使わないでください。

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ベーキングパウダーを選ぶときの注意点

ホットケーキミックスの原材料に入っているベーキングパウダー(膨張剤)には、アルミニウムが含まれているものがあります。

アルミニウムは安全性の研究に基づいて許容量が決められていて、パンやお菓子の関連業界ではアルミニウム低減化の取り組みが進んでいます。

排泄機能が未熟な赤ちゃんは、体内に蓄積しやすい傾向があるため注意が必要です。

ホットケーキミックスや、ペーキングパウダーを選ぶときにはパッケージに「アルミニウム不使用」と記載しているものを選ぶと安心です。

食品中のアルミニウムに関する情報はこちらから確認できます。詳しく知りたい人はチェックしてみてください。

「食品中のアルミニウムに関する情報 」(厚生労働省)

離乳食のパンケーキにおすすめの食材

栄養バランスのとれた献立を毎日考えるのは大変ですよね。

パンケーキを作るときに、野菜などを混ぜると栄養バランスもとれるので、忙しい日の朝ごはんやおやつにもぴったりです。

すりつぶしたにんじん・ほうれん草・さつまいもなどの野菜、バナナなどの果物、粉ミルク、ツナなど、混ぜるものを変えて工夫をすればバリエーションもたくさんできます。

ほかにも、豆腐やヨーグルトを混ぜるとふわふわのパンケーキを作ることができますよ。

食材を混ぜて栄養をたす以外には、ホットケーキミックスそのものに、赤ちゃん用に鉄やカルシウムが加えられたものがドラッグストアやベビー用品店などで販売されています。

手作りホットケーキミックスのレシピ

ホットケーキミックスは簡単に手作りすることができます。市販のホットケーキミックスに比べてシンプルな材料で作ることができるのでおすすめです。

離乳食を食べる赤ちゃん向けに砂糖の量を控えめにしたホットケーキミックスのレシピをご紹介します。

大人向けに甘さを出したいときには砂糖を加えて調整してくださいね。

ベーキングパウダーはスーパーの製菓材料売り場などで手に入ることが多いです。可能であれば、「アルミニウム不使用」と書かれたものを選びましょう。

材料(ホットケーキミックス200g分)

  • 薄力粉         170g
  • 砂糖         20g
  • ベーキングパウダー  10g

作り方

すべての材料をボウルに入れて混ぜます。

この手作りホットケーキミックスは、市販のホットケーキミックスと同様に使えます。

ぜひ試してみてください。

卵なしの離乳食パンケーキレシピ

市販のホットケーキミックスを使う場合は、卵不使用であることを確認しましょう。

そのときに注意したいのが、原材料に卵が入っていない場合でも、「同じ製造ラインで卵を使用しています」などと記載してある商品もあることです。

そのような場合は重度の食物アレルギーを持っているとアレルギーの反応が出てしまうことがあります。

卵アレルギーを持つ子どもに市販のホットケーキミックスを使って作る場合には、製造ラインに卵が含まれる食品も避ける必要があるか、医師に相談してから使うと安心です。

市販品が心配な場合は、先ほど紹介した手作りホットケーキミックスを使って、卵なしでもパンケーキを作れます。

材料

  • 手作りホットケーキミックス   200g
  • 牛乳              180ml

または

  • 手作りホットケーキミックス   150g
  • 牛乳              140ml

作り方

卵不使用のホットケーキミックスに牛乳を入れて、泡立て器でよく混ぜ合わせます。

あとは普通の作り方と同様に、焼いたら完成です。

砂糖不使用の米粉を使った離乳食パンケーキレシピ

MAMADAYSではバナナの甘味をいかした砂糖なしのパンケーキレシピをご紹介しています。

小麦粉の代わりに米粉を使ったレシピなので小麦の食物アレルギーが気になる赤ちゃんにもおすすめです。

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保存するときの注意点

冷蔵保存

当日中にお召し上がりください。食べる前に電子レンジなどで再加熱してください。

冷凍保存

ラップに包んで冷凍保存用のフリーザーバッグに入れて冷凍庫で保存し、1週間以内を目安に食べきりましょう(期間の記載は目安です。環境によって保存期間に差が出る場合があるため、匂い、味、色、食感が少しでもおかしいと感じたら廃棄してください)。

保存する際は、清潔な手で作業を行い、清潔なフリーザーバッグを使用してください。

解凍方法

食べる際は電子レンジなどで再加熱します。

加熱することで食中毒の予防にもつながるので、パンケーキがしっかり温まるまで加熱し、子どもが食べられる温度まで冷ましてから与えましょう。

また、雑菌が増える原因になるため、解凍したパンケーキは再冷凍しないでください。

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※こちらのパンケーキは冷凍保存には向いていません。

  • カミカミ期・離乳後期(生後9〜11ヶ月頃)からOK
  • 砂糖は控えめにする
  • 粉類は「アルミニウム不使用」のものを選ぶ
  • いろんな野菜・果物などを混ぜると栄養バランスも◎

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