【医師監修】授乳中の食欲がすごい?カロリーの目安は? | MAMADAYS(ママデイズ)
MAMADAYS(ママデイズ)
【医師監修】授乳中の食欲がすごい?カロリーの目安は?

【医師監修】授乳中の食欲がすごい?カロリーの目安は?

授乳中に食欲が増すことはよくあります。体型が気になって、食事制限をしたほうがいいか迷う人もいることでしょう。しかし、産後は身体の回復や母乳のためにしっかりと栄養を摂らなければなりません。空腹を紛らわせる方法を紹介します。
授乳中に食欲が増すことはよくあります。体型が気になって、食事制限をしたほうがいいか迷う人もいることでしょう。しかし、産後は身体の回復や母乳のためにしっかりと栄養を摂らなければなりません。空腹を紛らわせる方法を紹介します。

授乳中の食欲が止まらない原因

授乳中に食欲が止まらないと感じているひとも多いのではないでしょうか。特に母乳だけで育てている人、混合でも母乳の割合が多い人などは、そのように感じることも多いようです。母乳を与えていると、母乳に水分や栄養分のカロリーが消費されます。その分、おなかが減り、喉も渇くため、食欲が増してしまうといわれています。

授乳によるカロリーの消費

母乳のカロリーは100mlで約66kcalあります。

かなり個人差がありますが、一日の母乳の分泌量を、ここでは平均を780mlとして計算していきます。

つまり

66(100mlあたりの母乳のカロリー)×7.8(一日の母乳の量の平均)=514.8

となり、一日に作られる母乳のカロリーは約515kcalに及ぶことがわかります。

一日約500kcalを、母乳を分泌させることにより消費していることになります。

500kcalとはどのくらいの消費量なのでしょうか。

500kcalを50kgの人が運動をすると想定して計算すると、

水泳:約1時間23分

軽いジョギング:約2時間

を行うのと同じくらいのカロリー消費となります。

つまり、それだけ体は、母乳を分泌させることで消耗していると考えられます。

食欲はいつまで続く?

産後の食欲がいつまで続くかは個人によって様々です。産後の子宮がもとの状態に戻るのに、一般的に約1ヶ月半かかります。また、産後の体の回復にも栄養が必要です。母乳分泌は、産後3ヶ月でピークとなり、軌道に乗るとされています。

このように、母体の回復過程や母乳の分泌から考えると、産後の食欲は約3ヶ月は続くとみていいでしょう。また、3ヶ月以降も母乳による育児を考えている場合には、それに伴い母乳の消費が続くため、食欲も続く場合があります。

赤ちゃんが離乳食をしっかりと食べられるようになる3回食の時期(生後9ヶ月頃)になると、母乳を飲む量も減ってきますが、母乳を与える必要があるうちは、その分だけ、ママの食欲が増してしまうことが考えられます。

授乳中のママの摂取カロリーの目安

授乳中は、妊娠前よりもエネルギーを「350kcal」多く摂るとよいとされています。

年齢や活動量によって基本となるエネルギー摂取基準が違いますが、

成人女性の推定エネルギー必要量である1700〜2050kcal前後の基本的なエネルギー量に350kcalをプラスするイメージです。

1700〜2050cal(エネルギー必要量)+350kcal

=2050〜 2400kcal(授乳中の摂取カロリー)

授乳中のママが栄養バランスのよい食事をすることは、ママ自身の健康を維持するのはもちろん、赤ちゃんの健やかな成長のためにも大切なことです。この記事では、授乳中におすすめの食べ物や避けるべき食べ物、バランスのよい食事の摂り方などをわりやすく解説します。

空腹を紛らわせるためには?

産後に食欲が止まらないという人は太ることが気になって、食事を控えたほうがよいのではないかと思っている人もいるかもしれません。

しかし、母乳を与えている人は、食事をしっかりと摂ることが大切です。体型は気になるかもしれませんが、授乳期間中の無理なダイエットはしないようにしましょう。

水分を摂る、よく噛む、おやつを食べる

3回の食事や間食をしていてもおなかがすく場合は、水分を多めに摂ったり食事に歯ごたえのあるものを取り入れたりして、よく噛むように心がけてみるなど、なるべく量ばかり増やさずに、空腹を紛らわす工夫をしてみてはいかがでしょうか。

甘いお菓子やスナック菓子などの間食は、我慢しすぎるとよけいに食べたくなりストレスもたまるため、時間と量を決めてたべるようにしましょう。スナック菓子などのおやつを食べても空腹が満たされない場合は、おにぎりやパン(菓子パンは注意)、イモ類などエネルギー源となるものだと、腹持ちがよく、簡単に食べられます。また、果物や牛乳、ヨーグルト、チーズ、ナッツ類、などの炭水化物以外の栄養源となるものや、野菜が入ったスープなどもおすすめです。

無理なダイエットはしない

産後は、身体の回復と母乳を作るために必要な栄養を摂る必要があります。そのため、食欲が増してしまうのは自然なことといえます。授乳期間中の無理なダイエットは、体調を崩しやすいため、おすすめしません。どうしてもおなかがすくときには、間食や水分を摂ったりよく噛んだりして対応してみてくださいね。赤ちゃんが一日3回の離乳食をよく食べるようになって母乳の回数が減ってもなかなか食欲が止まらない場合は、もう少し注意してもいいかもしれません。そんなときは、食事の内容や運動を考えてみてはいかがでしょうか。

写真提供:ゲッティイメージズ

※当ページクレジット情報のない写真該当