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【管理栄養士監修】離乳食の豆乳|いつから始める?

【管理栄養士監修】離乳食の豆乳|いつから始める?

豆乳は、大豆からできた乳状の飲料で、「豆乳」「調製豆乳」「豆乳飲料」と呼ばれる種類があります。
離乳食に豆乳を取り入れる際は、調味料として加熱してから使用します。
今回は、赤ちゃんに豆乳を与えられる時期や、与え方のポイントなどをご紹介します。
豆乳は、大豆からできた乳状の飲料で、「豆乳」「調製豆乳」「豆乳飲料」と呼ばれる種類があります。
離乳食に豆乳を取り入れる際は、調味料として加熱してから使用します。
今回は、赤ちゃんに豆乳を与えられる時期や、与え方のポイントなどをご紹介します。

豆乳はいつから与えられる?

調味料として中期から使用OK。無調整の豆乳を選んで

豆乳は、「豆乳」と「調製豆乳」「豆乳飲料」の3つにわけられます。


「豆乳」はJAS規格によって基準が設けられており、大豆固形成分8%以上であり添加物が添加されていない無調整のものです。

「調製豆乳」は大豆固形成分6%以上で、油脂、砂糖、食塩などを加えて飲みやすくしたもの。

「豆乳飲料」は大豆固形成分4%以上で、調製豆乳等に果汁や野菜の絞り汁などを加え味つけしたものです。


離乳食には、パッケージに「成分無調整」など記載されている、添加物や糖分を加えていない無調整の「豆乳」を選びます。


豆乳は離乳中期の生後7〜8ヶ月頃から、調味料として加熱したものを与えられます。

豆腐なども使用してから、次に豆乳を少量から使用していきましょう。


ただし、大豆は食物アレルギーを引き起こす可能性があるため、少量から与えます。

どのぐらいの量を与えたらよい?

調味料として、最初は少量から始めます。

飲料として与えるのは、牛乳と同様に1歳以降が望ましいでしょう。

管理栄養士からのワンポイントアドバイス

料理に加えて煮込むなど簡単に大豆のたんぱく質が取れます。

豆乳風味のおかゆ、豆乳スープ、煮込み、完了期頃の鍋のだし汁に加えたり、色々な使い方があります。

食物アレルギーについて

豆乳の原料である大豆は、食物アレルギーを発症する危険性があります。

そのため、初めて与える際は少量から始めましょう。

また、万が一食物アレルギーを起こした場合でもすぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。

豆乳を使った簡単レシピ

育児用ミルクを使い切りたい! 離乳食ミルクパン(生後9〜11ヶ月頃から)

家に育児用ミルクなどが余っている方にぴったりのレシピをご紹介します。

育児用ミルクを使って離乳食の子どもに、ミルクパンを作ってあげませんか?

豆乳でも作ることができ、フライパンで焼くので簡単にできます。

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卵を使わない! 豆乳フレンチトースト風(生後9〜11ヶ月頃から)

卵を使わないフレンチトースト風の作り方をご紹介します。

手づかみでパクパクしたくなる、子どもが大好きなきなこ味です。

冷凍ストックもできます。朝ごはんにもぴったりですよ。

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豆乳と米粉で!乳・小麦アレルギー用ホワイトソース(生後9〜11ヶ月頃から)

食物アレルギー食、除去ばかりになってしまっていませんか?

牛乳を豆乳に、小麦粉を米粉に代替えしたホワイトソースの作り方をご紹介します。

豆乳はたんぱく質や鉄分など、牛乳に劣らない栄養素が豊富に含まれています。

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保存もOK!手作り豆乳マヨネーズ(小麦・乳・卵不使用)(生後9〜11ヶ月頃から)

市販のマヨネーズは添加物やアレルギーが気になるということはありませんか?

ブレンダーで混ぜるだけで簡単に作れる、手作り豆乳マヨネーズは軽い味わいで子どもにぴったりです。冷蔵庫で保存も可能です。

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卵・牛乳 不使用の 豆乳プリン(1歳〜1歳6ヶ月頃から/卵・牛乳アレルギー対応)

卵を使わずゼラチンを使って、簡単に作れる豆乳プリンの作り方をご紹介します。

乳製品や卵アレルギーがあったり、市販のプリンではカロリーが気になる人におすすめです。

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アレルギーについての注意点

レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。

また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。

[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生

[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン

「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。

料理を楽しむにあたって

誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント

  • 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。

  • 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。

  • ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。

  • 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。

  • 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。

写真提供:ゲッティイメージズ

※当ページクレジット情報のない写真該当