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妊娠中のセックス コンドームって必要?【MAMADAYSお悩み相談室】

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妊娠中のセックス コンドームって必要?【MAMADAYSお悩み相談室】

避妊の道具といえば「コンドーム」。避妊をする必要のない妊娠中のセックスについて、コンドームは必要ないと考える人もいるかもしれません。妊娠中はコンドームをつける必要はあるのでしょうか?産婦人科医の吉村泰典先生に伺いました。
避妊の道具といえば「コンドーム」。避妊をする必要のない妊娠中のセックスについて、コンドームは必要ないと考える人もいるかもしれません。妊娠中はコンドームをつける必要はあるのでしょうか?産婦人科医の吉村泰典先生に伺いました。

妊娠中はコンドームをつけるべき?

つけたほうがいいけれど絶対ではない

たとえばコンドームを装着せず腟内で射精するとします。射精した精液にはプロスタグランジンという物質が含まれていてその物質によって子宮収縮をさせる可能性があるため、コンドームはつけたほうがいいといわれています。

それからコンドームをつけることによって感染予防にもなりますね。

「感染症に感染している可能性がない」「絶対に夫婦間でしか性行為を行っていない」という人であれば、セックスのときにコンドームを必ずつけてしなければいけないというわけではありません。

また、避妊のイメージが強い「コンドーム」ですが、避妊だけではなく感染症を起こすリスクを減らせます。

コンドームにはラテックスアレルギー対応のものも

実際にコンドームを使用して、かゆみやかぶれ、じんましんなどアレルギー症状を経験したことがある人もいるかもしれません。

「天然ゴムラテックス」でできている一般的なコンドームは、ラテックスアレルギーの人が使用すると重度の場合はアナフィラキシーショックを起こす恐れもあります。

そのためラテックスアレルギーの人は天然ゴムではなく合成ゴムである「ポリウレタン」や「イソプレンラバー」でできているものを使用しましょう。

基本的にコンドームもピルも「女性が自分を守るためにすべきこと」です。

「ピル」というのは、妊娠するかどうかは私が決めるという、決定権は女性にあるということを態度で示すということですね。

セックスするときになると、なかなか直接相手に向かって「コンドームをつけて」と言えないなどあるかもしれません。ラテックスアレルギーだからコンドームをつけたくないと断る人もいます。

自分を守るためにも、ラテックスアレルギー対応のコンドームがあることも知っておきましょう。

セックスで感染症が起こる?

無菌の状態ではないので、セックスをすることで性器や精液によって感染を起こすということはあり得ます。

たとえば、感染症を起こし絨毛膜羊膜炎(じゅうもうまくようまくえん)という子宮内の炎症を起こしてしまうと早産につながることもあります。それらのものを予防するという観点からはコンドームをつけたほうがいいでしょう。

絨毛膜羊膜炎についてはこちらの記事を参考にしてください。

妊婦の性感染症は母子感染を起こすことも

妊娠中の女性の性感染症は、母子感染しておなかの赤ちゃんに影響を及ぼすことがあります。

先ほど触れた絨毛膜羊膜炎も早産につながる病気ですが、妊娠中に感染症にかかってしまうと母子感染を起こしたり、以下のようなことが起こる可能性があります。

  • 死産、新生児死亡
  • 流産、早産
  • 子宮外妊娠
  • 先天性の障害
  • 出産時の産道感染で赤ちゃんが結膜炎や関節炎、肺炎などにかかる など

MAMADAYS編集部 スタッフ
もし妊娠中、知らない間にパートナーが性感染症に感染していて、腟内射精した場合はどうなりますか?
  • 当然うつります。子どもにうつるウイルスもあります。

    完璧に夫婦間でしかセックスしていないという夫婦であれば何の問題もないですけど、パートナーがほかの人と関係を持った可能性があるときは感染は完全に起こりますね。

    ウイルスって大体が精液中に出るんですよね。
    たとえば、HIVウイルス(エイズ)だったら子どもにもうつります。精液中に出てますから。感染症はうつりますよ。「セックスをすると感染する」っていうのは、性器からうつってくることも多いですね。

吉村泰典先生
吉村泰典先生
産婦人科

MAMADAYS編集部まとめ

感染症のことを考える

ここまで、妊娠中のコンドームの着用や感染症の母子感染について吉村先生にお伺いしました。

コンドームをつける・つけないに関してはどのようなことが起こるかを知り、パートナー同士で話し合って考えることが大切かもしれません。

気がかりなことや心配なことがある場合は、セックスや感染症について話すのが恥ずかしいなどと思っても、気にせず、大切なことなのでかかりつけ医に相談するようにしましょう。

これからMAMADAYSでは性感染症の種類やリスクなどについても紹介していきます。

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